以前から噂のあったNECスマートフォン事業からの撤退。本日正式に発表されました。
NECは本日、携帯電話開発を担うNECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社の事業見直しを発表しました。
本日付けでスマートフォンの新規開発を終了し、現在販売中の機種を最後に生産及び販売を終了します(スマートフォンに関する保守は継続)。従来型携帯電話機、いわゆるガラケーやタブレット事業に関しては今後も開発と生産を継続していくとのことです。
NECスマートフォンとして登場したMEDIASシリーズ。当初は薄型軽量という触れ込みで人気を博しましたが、残念な結果に終わってしまいました。
最後の製品はドコモの「MEDIAS X N-06E」、少し前には液晶画面を2枚搭載する折りたたみ式端末という奇抜なデザインで話題になった「MEDIAS W N-05E」もありました。
最後の製品 MEDIAS X N-06E
二画面折りたたみ式で話題になった MEDIAS W N-05E
数日前からスマートフォン事業撤退の報道が流れていたNECですが、結果事実だったわけです。
今後のタブレットとガラケー製品に期待しておきましょう。
海外メーカーが台頭しているスマートフォン業界では日本メーカーは厳しい戦いを強いられています。明日は我が身という声が聞こえてきそうですが、技術大国日本の呼び名をなんとか取り戻してほしいものです。
NEC:プレスリリース