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25 May

米アマゾン、二次創作を公認販売できる電子書籍プラットフォーム「Kindle Worlds」を発表

Kindle worlds

米Amazonが権利者からライセンスを得た作品の二次創作物を販売できるプラットフォーム「Kindle Worlds」を発表しました。

二次創作物とは原作の世界観やキャラクター、各種設定などを元に創作された独自のストーリーの漫画や小説を指します。日本ではコミックマーケット等のイベントや一部のショップで流通していますが、基本的に権利者の許可を得られている物は少なく、著作権侵害は親告罪となるので黙認されていることの多いグレーゾーンな市場と言えます。

そこで登場したのが米アマゾンが開始する公認された二次創作市場「Kindle Worlds」です。
アマゾンが作品の権利者からライセンスを獲得し用意されたプラットフォーム「Kindle Worlds」で二次創作物を出版し、印税を受け取れるサービスです。

Kindle Worlds

このプラットフォームはアマゾンの「Kindle Store」で0.99~3.99ドルでの販売になり、執筆者と権利者の両者に印税が支払われる仕組み。5000~1万語の作品の場合執筆者には売上の20%、1万語以上の作品は35%が支払われる予定です。

現時点では小説作品のみ販売可能、二次創作作品の内容基準にはガイドラインがありポルノや過度に暴力的な作品、クロスオーバー(複数作品にまたがるもの)、法律に反する作品は禁止されています。

すでにアマゾンが権利を獲得していると発表されたのは海外ドラマ「Gossip Girl」「Pretty Little Liars」「Vampire Diaries」の3作品。今後はゲーム、映画、テレビなど多岐にわたるジャンルの権利者と交渉を進めるそうで、このプラットフォームが発展すれば日本の同人業界にも大きな影響を及ぼすのではないでしょうか。

また、日本ではTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の項目の一つである「著作権侵害の非親告罪化」に関しても話題になっています。日本がTPPに参加しこの項目が正式に認められた場合、権利者からの訴えがなくとも検察が起訴できるようになり、同人業界に大きな変化が必要とされるのではないかと予測されています。今回のサービスはそんな業界に救いの手を差し伸べるものになるかもしれませんね。

Kindle Worldsは6月に米国でスタートします。
開始に合わせて有名作家が各ドラマのキャラクターを使った目玉作品を用意しているそうです。

米アマゾン:Kindle Worldsプレスリリース(英語)

日本に二次創作業界

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